12月に入り、全国において林野火災が多数発生しています。
林野火災の多くは、屋外でのたき火や野焼きなどの火入れが原因となり出火したケースがほとんどです。
この時期は空気が乾燥し、草木も枯れやすい季節で、風の強い日には、たき火の火の粉が思わぬ場所まで飛び火し、周囲の草や建物に燃え広がる危険があります。また、山火事が急峻な山地等で発生すると、地上からの進入が困難、水利が限定され放水が困難、全体像の把握が困難など特有の消火困難性から広範囲に延焼する恐れがあります。
「少しだけだから」「すぐに終わるから」「近々雨が降るから」といった油断が、大きな被害を招くことにつながります。
火災は、「ほんの少しの不注意」から発生し、一度燃え広がってしまえば、尊い命や大切な財産を失うことになります。
今一度、火災予防について気を引き締め、火の取り扱いに十分ご注意ください。